top of page
  • mhojo58

部活

 先日、30年ぶりに中学・高校時代(中高一貫の男子校でした)の旧友に会いました。30年経つと外見は結構変わるもので、特に頭髪と体形に著しい変化を来している者がちらほらおられました。学校の学園祭の時にバンドをやったのですが、その再結成ライブで、私も押し入れから埃をかぶったエレキギターを引っ張り出して、下手なギターをかき鳴らして懐かしの青春ソングを演奏したのですが、演奏の出来はともかく、久しぶりに大きな音で演奏出来て楽しかったです。

 面白かったのは、こんなアラフィフになっても、人が「部活」でカテゴライズされていたことです。旧友に出会うなり、「あっ、水泳部の北條君でしょ?僕は野球部だった〇〇です」みたいな挨拶から始まり、「水泳部といえば〇〇や〇〇はどうしてる?」という近況報告もありました。また「〇〇って覚えてる?」、「ちょっと覚えてない」、「ほら、スキー部だった奴」、「あーっ、あいつか!」みたいな、部活で人を思い出すことも多々ありました。聞くと、みんな部活の同期だったメンバーとはたまに飲んだり集まったりしているとか。私たち水泳部OBもそうです。中高6年間同じ部活をしていた者が多いので、完全に人と部活がリンクしてしまっているのです。

 30年の時を経て、妙なところで「部活やっておいてよかった」と思った一コマでした。


閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

最近、ChatGPTが大きな話題となっています。弁護士業界も例外ではなく、ChatGPTが法律相談や書面作成など、弁護士業務の大部分が代替可能となり、弁護士はもはや用済みになるのではないか、というような意見すらあります。 確かに契約書のチェックや判例検索・分析などはAIの得意とするところであり、もはや人間のかなうところではないかもしれません。 ただ、少なくとも私のような町弁(市民一般の案件を扱う弁

弁護士を20年もやっていると、よほど複雑なものや高度に専門的なものでない限り、相談を聞いてみるだけで、大体の事件の方向性や相談者・依頼者自身の人柄・キャラクターがおおよそ見えてくるようになります。新人弁護士のころ、ボス弁護士から「あの手の依頼者は後で色々クレームを言ってくるから気を付けた方がいいよ」とか、「この事件はこんな落とし穴がありそうだよ」などとアドバイスを受けて、実際そうなったことがありま

bottom of page