明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
写真は元旦の朝に登った、本妙寺裏の山の上におられる加藤清正公の銅像です。
昨年4月に独立開業し、順風満帆とはいえないものの、お陰様で何とか無事に年を越せました。皆様のご厚情に感謝致します。
私が弁護士登録したのは2002年ですので、早くも21年目を迎えました。
いつまでも若手と思っていたのに、新人から見れば大ベテランです。
20年間で一通りの弁護士業をこなしたかと思います。知識経験は確かに弁護士にとって財産ですが、社会経済も法律もどんどん変わりますので、以前手掛けたことがあると思って惰性で仕事をすると大きなミスをすることがあります。やはり初心は忘れず、一つ一つの案件に丁寧に向き合い、業務を進めていきたいと考えています。
この20年間でだいぶ社会や仕事ぶりも変わりました。たとえば、この数年のコロナ禍でさらに加速しましたが、業務や裁判のIT化は著しいものがあります。例えば私は新人の頃東京の事務所にいましたが、その頃は数分で済む裁判期日に出頭するために福岡の裁判所まで飛行機に乗って出向く、ということがありました。その後電話会議、今ではウェブ会議が導入され、遠方の裁判所まで出向くことがむしろ少なくなりました。
また、人々の連絡手段も手紙や電話から電子メール、さらにはLINEなどのメッセージアプリへと変化しました。新年早々何ですが、例えば昔は不貞行為の証拠には手紙やメールのやり取りを提出することが多かったのですが、今では圧倒的にLINEのやり取りが主流です。携帯のメールなどは今ではあまり使われなくなりましたね。
そのような変化がある一方で、離婚、相続、借金など、市民の皆様の抱える法的問題そのものには大きな変化がないようにも感じています。
時代の変化に合わせるものは合わせ、一方で時を経ても変わらない人の悩みには初心を忘れず寄り添う、という姿勢を取り続けたいと考えています。
今年も皆様のご指導を賜るようお願い申し上げます。
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