私は日弁連の「公設事務所・法律相談センター」という委員会にて副委員長をしておりますが、そこでの課題として、全国の弁護士会が運営する「法律相談センター」をより広く市民の皆様に知らしめる、そして利用を促進する、ということがあります。
法律相談センターは、全国の弁護士会が運営する、市民の法律相談を受け付ける組織です。しかしながら、そういう組織があるということ自体、市民の皆様に知られていません。 なかには「知っています」という方もおられますが、その中の多くが全国に支店を展開する大規模事務所のCMを見て、その事務所の受け付けている相談などと混同されています。
また、弁護士というと、まだまだ敷居が高いとか、費用がいくら取られるかわからないとか、気軽に相談してはいけない気がする、というイメージがあります。そのようなイメージを払拭して、気軽に相談をしていただきたい、という希望もあります。
そこで、一昨年は「戦国法律相談」、昨年は「偉人たちが駆け込む法律相談所」というタイトルで面白動画を作成し、YouTube内チャンネルの「日弁連TV」にアップしました。おかげさまで、まずまずの反響をいただくことができました。
今年は少し趣向を変えて「どうぶつ法律相談」という動画を作りました。きっかけは、私の庭の花に来るミツバチを見て、「こんなに年中不休で働いて、大変だなあ…」と思ったことからです。そこから「ミツバチが労働問題について相談に来たら…」という着想からはじまって、動物が法律相談に来たらどんな相談をするかな、という想像を膨らませて動画を作りました。もちろん私は元ネタだけ出して、動画に仕上げたのはプロの方々です。
多くの皆さんに見ていただいて、弁護士や法律相談センターをより身近に感じていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
Comments