
週末、青森に出張に行きました。私は日弁連で「法律相談センター委員会」の委員をしているのですが、その関係で、東北ブロックの協議会が青森県弁護士会館であり、それに参加しました。
ここ数年のコロナ禍で会議と言えばウェブがデフォルトのような感じになってしまいましたが、ウェブ会議は、メインスピーカーや司会者以外は、どうしても「オブザーバー感」が出てしまって、進捗報告、各種連絡くらいの会議であればよいのですが、がっつり議論をするには向いていないような気がします。特に10名を超えるような人数となってきた場合には顕著です。何十分割にもされたパソコンの画面を睨んでの会議、さらにはほとんどがビデオオフにして、誰が聞いてるのかどうか分からない会議では張り合いがありません。
今回はリアルとウェブのハイブリッド型の会議でしたが、コアメンバーはリアルで参加して率直な意見を交換して、とても有意義な会議となりました。また、さらに率直な意見は会議後の懇親会で取り交わされ、そこでも有意義な交流が図れました。今や「飲みにケーション」は特にヤングに評判が悪いですが、あれば嫌々参加している人がいるからダメなのであって、嫌な人は誘わない、無理に参加させない、さらに無理に飲ませないということであればよろしいのではないでしょうか。九州にはない地のもの、地酒をいただきながらの会食はとても楽しく、東北の弁護士さんとも親交を深めることができました。
今回は会議のほかに散策する時間などがなくて残念でしたが、通りを行き交ってわかるのは、青森の人の「縄文愛」。青森にはかの有名な三内丸山遺跡があり、土偶などの貴重な出土品もあります。新青森駅には青森のもう一つの名物「ねぶた」を合体させた「土偶ねぶた」もいました。縄文時代は文献など残っていないがゆえに、古代へのロマンをより掻き立てられます。青森駅へと通じるメインストリートにいたのは赤い帽子を被った「土偶サンタ」、プレゼントは縄文名物、どんぐりクッキーでしょうか。

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