
特にどうということのない風景ですが、事務所の窓からの景色です。銀杏の木が鮮やかに色づいています。奥に足場が見えるのは熊本城の石垣で、現在修理工事中となっています。
加藤清正は仮想敵を南の島津家とみていたので、熊本城の守りは南側が固いと言われています。しかし、北側も抜かりなく、ここから見えるだけでも、向いの石垣の手前は深く掘り下げてあり(今は下に道が走っています)、石垣自体も高く積み上げられているので、簡単には攻略できないようになっています。お城の北側は旧3号線が北に延びていますが、こちらもS字カーブやクランクがあって遠くを見通すことができないようになっていたり、途中は両側が高い切通のような形状になっていて、南下してきた敵を両側から挟み撃ちにできるような仕掛けが凝らされています。
我々は、現在でも清正の構想した防衛都市のなかに住んでいるということですね。
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