クリスマスが近づき、街中ではあちこちでクリスマス・ソングが聞こえてきます。世代によって定番のクリスマスソングがあります。私(48歳)よりちょい上くらいは山下達郎「クリスマス・イブ」、松任谷由実「恋人がサンタクロース」、ワム!「ラスト・クリスマス」あたりでしょうか。我々世代はマライヤ・キャリーやドリカム、竹内まりやといったところです。それより下の世代は分かりません。
私は欧米のロックが好きなので、ロック・ミュージシャンのクリスマスソングをよく聞きます。ジョン・レノン、ポール・マッカートニーなども素敵なクリスマス・ソングがありますが、私が好きなのはイギリスの奇才、ロイ・ウッドが率いたウィザードの"I Wish It Could Be Christmas Everyday"(邦題「毎日がクリスマス」)です。オールデイズの要素たっぷりの喧騒にあふれた楽しさと、年に一度のクリスマスがあっという間に終わってしまう切なさを兼ね備えたような曲です。「毎日がクリスマスだったらいいのに!」という小学校低学年レベルの願望を、髭面のオジサンが全力で歌うところに妙味があります。
1973年のヒット曲ですが、今でもイギリスでは定番のクリスマスソングで、毎年この時期にチャートインするそうです。
ビデオも何だかヘンです。メンバー全員が髭面のオッサン、全くビジュアル受けしないのに何だか張り切っています。その中でも白髪白髭にメイクというユーモラス、いやむしろキモいオジサンが歌っていますが、これが英国ロック界の奇才ロイ・ウッドです。こんな人がクリスマスの夜道にいたら通報ないし職務質問されると思います。ただ後半で出てくる子供たちがとても可愛いので癒されます。
この子どもたちも、中には孫もいる人もいるでしょう。今では子や孫に囲まれて、この曲を聴きながら楽しいクリスマスを過ごしているのでしょうか。
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